「ディレクターって結局、案件でどんな動きをするの?」
最初はみんなそこが一番謎ですよね。デザイナーはデザインして、エンジニアはコードを書く。じゃあディレクターは? というと、「全部の工程に関わる」という答えになるんですが、それだけじゃイメージしにくい。
この記事では、WEB制作の案件が「最初の一本の電話」から「サイト公開」まで、どういう流れで動いていくのか、くえりとレジ(AI)の会話を通じて丸ごと解説します。
そもそも「案件の流れ」ってどんなもの?
索田 くえり
レジ!先輩から「次の案件、ゼロから担当してみて」って言われたんだけど……ゼロってどこから始めればいいの!?
レジ
……はぁ。まあ最初はそんなもんか。WEB制作の案件ってのは大体いつも同じ流れで動く。それを頭に入れておくだけで全然違うよ。
索田 くえり
流れ!教えて教えて!!
レジ
大きく分けると6つのステップだ。ヒアリング→要件定義→スケジュール→制作→テスト→納品。この順番で動くのが基本。
💡 案件の6ステップ(全体像)
STEP1:ヒアリング・受注
↓
STEP2:要件定義
↓
STEP3:スケジュール・体制決め
↓
STEP4:制作・実装
↓
STEP5:テスト・検収
↓
STEP6:納品・公開
STEP1:ヒアリング・受注(案件のスタート)
索田 くえり
最初のヒアリングって何をするの?
レジ
クライアントが「何を作りたいか」「なぜ作りたいか」「いつまでに必要か」「予算はいくらか」を聞き出す作業だよ。これを抜きにして動き出すと後で必ず揉める。
索田 くえり
揉める……!それは避けたい。具体的にどんなことを聞けばいいの?
レジ
最低限これだけは押さえろ。①制作の目的・背景、②ターゲットユーザー、③希望する機能やページ数、④公開希望日、⑤予算感。この5つを最初の打ち合わせで確認できれば及第点だ。
索田 くえり
メモメモ……!ヒアリングシートとか使った方がいい?
レジ
使った方がいい。事前にシートを送って記入してもらうだけで、打ち合わせの質がグッと上がる。ゼロから毎回聞くより絶対効率的だよ。
💡 ヒアリングで確認すべき5項目
①制作の目的・背景(なぜ作るのか)
②ターゲットユーザー(誰に向けて作るか)
③必要な機能・ページ構成
④公開希望日・納期
⑤予算感
これを最初に揃えるのがSTEP1のゴールです。
STEP2:要件定義(何を作るか決める)
索田 くえり
要件定義ってよく聞くけど、ヒアリングと何が違うの?
レジ
ヒアリングは「クライアントの要望を聞く」作業。要件定義はそれを「実際に作るものの仕様として文書化する」作業だよ。曖昧なままだと後でクライアントと「言った言わない」になる。
索田 くえり
こわ……!じゃあ何をドキュメントに書くの?
レジ
「サイトマップ(ページ一覧)」「各ページの機能一覧」「使用するCMS・技術スタック」「デザインの方向性」。これを要件定義書にまとめてクライアントに確認してもらう。サインをもらうのが理想だよ。
索田 くえり
サインもらうの!?なんか急に本格的……
レジ
これを飛ばすと「やっぱりあのページも追加して」「最初からそう言ってたじゃないですか」が後から降ってくる。ディレクターがいちばん消耗するパターンだ。
STEP3:スケジュール・体制決め(段取りが命)
索田 くえり
スケジュールってどうやって作ればいいの?納期から逆算するの?
レジ
そう、逆算だ。公開日→テスト期間→制作期間→デザイン期間→要件確定の順に日付を埋めていく。WBSって聞いたことあるか?
索田 くえり
WBS!聞いたことある!なんかエクセルでよく見るやつ?
レジ
Work Breakdown Structure の略。タスクを細分化して、担当者・期限・進捗を一覧で管理するシートだよ。これがあるだけで「誰が今何をしているか」が一目でわかるようになる。
索田 くえり
体制決めって何?メンバーを決めること?
レジ
そう。「デザインは誰が担当するか」「コーディングは内製か外注か」「クライアント側の窓口は誰か」を最初に固めておく。連絡先不明のまま進むと後でカオスになるぞ。
💡 スケジュールを作る順番
公開日を起点に「テスト→制作→デザイン→ワイヤー→要件確定」と逆算して各フェーズに日数を割り振ります。各工程に「バッファ(予備日)」を1〜2日入れておくと急なトラブルに対応しやすくなります。
STEP4:制作・実装フェーズ(ディレクターの本領)
索田 くえり
制作フェーズになったらディレクターは何するの?デザインもコードも書かないんでしょ?
レジ
書かなくていい。でも暇じゃないぞ。ディレクターはこのフェーズで「進捗管理」「クライアント確認の調整」「問題が起きたときの解決」をやり続ける。
索田 くえり
進捗管理って毎日「どこまで進んでますか?」って聞くの?
レジ
毎日聞くのは逆効果。WBSやBacklogで状況を可視化しておいて、遅れが発生しそうなタイミングで早めに動くのが正解だ。「遅れました」を聞いてから動くのは遅すぎる。
索田 くえり
クライアント確認って何を確認してもらうの?
レジ
デザイン案・ワイヤーフレーム・コピーライティングなど、クライアントのOKが必要なものを順番に確認してもらう。ここで期限を設定して返答を待つのもディレクターの仕事だよ。返答を待ち続けて納期がずれるのは避けないといけない。
STEP5:テスト・検収(品質チェック)
索田 くえり
テストってどんなことをやるの?バグ探し?
レジ
バグ探しだけじゃない。動作確認・表示確認・文言チェック・リンク切れ確認・スマホ表示確認など、要件通りに作られているかを全部チェックする。テスト仕様書を作って抜け漏れなく進めるのが基本だよ。
索田 くえり
検収ってのは?
レジ
クライアント側にも同じように確認してもらって「OK、合格」という正式な承認をもらうこと。検収が取れるまで納品は完了していない。この工程を省くと後からいくらでも「ここが違う」と言われるリスクがある。
索田 くえり
じゃあ修正が出てきたら?
レジ
修正対応して再テスト・再検収。これを合格が出るまで繰り返す。ただし、要件定義の範囲外の修正要望は別途費用の話になる。そのためにもSTEP2の要件定義が重要なんだよ。
STEP6:納品・公開(ゴール!)
索田 くえり
やっと公開!ここで終わり?
レジ
公開自体が作業だよ。サーバーへのアップロード・DNS設定・SSL確認・最終表示確認……公開後にすぐバグが見つかることもある。公開当日は緊張感を持って臨め。
索田 くえり
公開後は?
レジ
納品書・請求書を発行して、必要なら保守契約に移行する。「公開して終わり」じゃなくて、保守フェーズもセットで提案できるディレクターの方がクライアントから信頼される。
索田 くえり
なんか全体像がやっと見えてきた気がする……!ありがとうレジ!
レジ
この流れを頭に入れておくだけで、何かトラブルが起きても「今どのSTEPにいるか」を確認できる。それだけでパニックにならずに済むからな。
まとめ:ディレクターはすべての工程の「つなぎ役」
索田 くえり
ひとつ聞いていい?ディレクターって結局、何が一番大事なの?
レジ
「誰かが困っていることに先に気づける人」かな。スケジュールが遅れそうなことも、クライアントが迷っていることも、メンバーが詰まっていることも、全部先に察知して動けるかどうか。それがディレクターの本質だよ。
索田 くえり
……それ、ちょっとカッコいい仕事じゃない?
レジ
……まあな。
📝 この記事のまとめ
- WEB制作案件の基本フローは「ヒアリング→要件定義→スケジュール→制作→テスト→納品」の6ステップ
- ヒアリングでは目的・ターゲット・機能・納期・予算の5項目を最低限確認する
- 要件定義書を作ってクライアントのサインをもらうことで「言った言わない」を防ぐ
- スケジュールは公開日から逆算し、各工程にバッファを確保しておく
- 制作中のディレクターの仕事は「進捗管理・確認調整・問題解決」の3つ
- テスト・検収は合格が出るまで繰り返す。範囲外の修正は別途費用の話になる
- ディレクターの本質は「誰かが困っていることに先に気づける人」であること



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